職務経歴書の簡単な書き方★フリーター・アルバイトから正社員になる!【転職・就職の書類作成】
職務経歴書とは、どんなものかご存知でしょうか?
履歴書と合わせて提出する、「従事した職業とその経験を一覧にまとめた用紙」のことです。
この「職務経歴書」と「履歴書」は、就職・転職の書類選考ではセットで提出するのが一般的です。
ところが、フリーター・アルバイトの人の中には職務経歴書を作成せず、履歴書だけ提出するという人がかなりいます。
それもそのはず、アルバイトの面接は「履歴書」さえあればOKという場合がほとんど。
そのため就職・転職の書類選考でも「今のバイトも履歴書だけで通ったし、要らないかな」と自己判断で職務経歴書を提出しないという人が多いのです。
しかし、ちょっと待ってください!
アルバイト・フリーターだからと職務経歴書を作成せず履歴書だけ出すと、それだけで「必要書類が揃っていない、書類不備の候補者」として、選考から外されてしまいます。
これでは、せっかく作った履歴書も無駄になってしまいます。
まずは、繰り返しになりますが「職務経歴書」と「履歴書」は、就職・転職の書類選考ではセットで提出するものと覚えておきましょう。
「でもアルバイトの経験は職歴にはならないし、職務経歴書に書くことがないな…」
そう思っていませんか?
実は、フリーター・アルバイトの経験も、しっかりまとめれば立派な職歴になります。
職務経歴書の作成は、文書作成スキルがあるということをアピールできるチャンスでもあるので、作ったことがないという方も記事を見て作成してみましょう。
アルバイト・フリーターの職務経歴書【悪い例・良い例】
職務経歴書とは大きく3つの要素から構成されます。
- 職務要約
- 職務経歴
- 自己PR
です。
この3つを絡めて書くのがポイントです。
それを踏まえて、誤った職務経歴書の書き方から見てみましょう。
この職務経歴書には、マイナスな印象を持たれてしまう表現が多くあります。
・短すぎる文章。加えてどんな仕事をしていたかなど、成果が不透明
・後ろ向き(ネガティブ)な退職理由を書いている
・モチベーションの保ち方の表現が直接的すぎる(条件)
その他、細かい部分にはなりますが、アルバイトを「バイト」と略するのも、オフィシャルな文書では不適切です。
採用担当者は、職務経歴書を通して以下のようなポイントを見ています。
・入社したらどのような分野で成果を出し活躍してくれるか
・すぐに辞めずに長く働いてくれる根気強さがあるか
・他の従業員ともうまくやっていける協調性があるか
担当者は履歴書と職務経歴書を合わせて、これらを想像しながら、あなた自身のイメージを膨らませていくのです。
では問題点を踏まえ、良い職務経歴書の書き方の例を見てみましょう。
(クリックで画像拡大します。)
こちらはアルバイトで身についたスキルや、やりがいに触れています。
同じくアルバイトとして勤務していても、そこから前向きに仕事に取り組み、成長しようという意欲が感じられます。
ただ経歴を羅列するのではなく、時系列で区切り、そこで何を学んだか・やりがいをまとめるなどして見やすく作っているところも、文書作成能力はもちろん「この職務経歴書を見る人の立場になって」作成できる人物であることを物語っています。
前向きに仕事に取り組むだけではなく、自分から工夫して仕事を改善した(オペレーション作成からクレーム削減に繋げるなど)というのも大きなポイント。全体を通して一貫性のある印象です。
職務経歴書作成のコツとして、
・内容に一貫性を持たせる、矛盾が生じないようにする
・学んだ/意識していたこと、やりがいを感じていたことについて書く
・どんな工夫をして、どんな成果につなげたかを書く
成果に関しては、「売り上げがXX%上がった」「チーム全体の残業時間がXX時間減った」など、具体的な数字で示せるものが良いです。
上記を注意して作成することで、フリーター・アルバイトの経験も職務経歴書に書き起こせます。
アルバイト・フリーターの職務経歴書【なぜ職務経歴書が必要なのか?】
なぜ、アルバイト・フリーターが職務経歴書を作成する必要があるのか?
それは、職務経歴書から、アルバイトで身につけたスキルや仕事への取り組み方を読み取るためです。
履歴書には学歴や在籍していた企業の経歴が記載してありますが、「あくまで基本データの記載のみがされている書類」という位置付けで、何年どこに在籍していたかというざっくりした概要しか見ることができません。
つまり、履歴書だけでは仕事の具体的な内容や、身についたスキルなどの詳細までは、掘り下げることができません。
そのための補足資料とも言えるのが、職務経歴書。
職務経歴書は仕事の中での工夫や取り組み・成果を見ることができる書類なのです。
アルバイトでも、お給料をもらっている以上は仕事です。
「工夫したことなんかない」「身についたことなんかない」
と考える方も多いかもしれませんが、自分にとっては当たり前の小さなことであっても、実は外部の人から見ると立派な工夫だったりするものです。
例えば、早く帰るために効率よく作業を進めていたとか、そんなことはありませんか?
これはコスト意識を持ち、無駄を削ぎ落として残業削減に取り組んだ立派な工夫と言えます。
前述のように「XX時間残業を削減できた」という具体的な数値が出せれば非常に強いです。
そう思えば、職務経歴書を作れるような気がしてきませんか?
どんな小さなことでもいいので、アルバイトの経験をまずは紙に書き出してみましょう。
逆に言えば冒頭で述べた通り、職務経歴書の提出がないというだけで選考漏れしてしまうこともあるのです。
アルバイト・フリーターの職務経歴書【まとめ】
最後に、フリーター・アルバイトの職務経歴書は時系列型とヒストリー型があります。
例えば今回は一箇所のアルバイトのみで職務経歴書例を作成しましたが、複数のアルバイト経験がある場合、志望企業の業務に直接関係ないと思われる経験はあえて書かないというような方法です。
これをヒストリー型と呼びます。
・時系列型…その名の通り、職歴を時系列で全て記載する。
・ヒストリー型…これまでの経験のうち、就職先で役立ちそうなものだけ記載する。
職務経歴書の書き方のポイント、抑えられたでしょうか?
アルバイトも、立派な社会経験の一つ。
胸を張って頑張ってきたこと・役に立てることをアピールしましょう!
職務経歴書に関する記事は、こちらもご覧ください。
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