人はなぜ働くのか?働く意味を考える

人はなぜ働くのか…そんな疑問が浮かぶことはありませんか?生活のため、もっとシンプルに言えばお金のため…でも果たしてそれだけのために人は働くのでしょうか。今回は、「働くこと」そのものについて考えてみましょう。

 

★働くことが苦しくなっていませんか?

働くことが苦痛と感じる人は、働くことそのものに意味を見出せていないのかもしれません。「生活のために、働かなくてはならない」と頭では分かっていても、そこに楽しさを見出せずにいると、途端に仕事は、苦痛なお金を稼ぐだけの作業になってしまいます。人は本能的に充実した生活を求める生物です。働くことに対してもそれは同様で、対価としての『お金』と『充実感』を無意識に求めており、この『充実感』が欠けていると、人はいくらお金を稼いでもどこかで辛さを感じてしまいます。

人が働く意味。それは『お金』と『充実感』のためです。

 

★「夢」に振り回されすぎない

現代は、様々な働き方ができます。インターネットの発達で新しい職業もどんどん増え、「好きなことを仕事にできる」というビジネスモデルが個人レベルで容易に構築可能になりました。更にはインフルエンサーの登場やクラウドファンディングなどのおかげで、実現不可能と思われた「夢」も誰もが容易に叶えられるように見えます。しかしそのせいで、「夢」「やりたいこと」「やりがい」という言葉に振り回されてしまう若者は少なくありません。「好きなことを仕事にしなければいけない」「好きなことで食べていかなくては幸せじゃない」というような思い込みは、自分を苦しめてしまいます。

 

★好きなことを仕事にするってどうなの?

好きなことを仕事にしたいなら、より突き詰めて考えよう

もちろん、好きなことが仕事になればベストです。しかし、「その道でどう活躍したいのか」の認識をしっかり持っておく必要があります。例えば、アニメが好きだからアニメに関わる仕事がしたい、というような希望の場合です。一言にアニメが好きと言っても、脚本を書くのが幸せなのか、イラストに興味があるのか、声優として活躍したいのか…アニメの何に関わりたいかによって、選ぶ道も変わってくるでしょう。好きなものがあるならば、その中の「何の分野で」「どのように」活躍できるのかを具体的に考えることで自分の道が絞れてきます。漠然と思う道があるなら、自分がその中でどうすれば活躍できるのかを考えて道を選ぶ必要があります。(『自分の適正』については、以下で解説します。)

適正があることを仕事にして、その仕事を好きになる

では、アニメ好きの人がみんな上記のような道に進めば幸せになれるかというと、そうではありません。人はつい『好きなモノ』に関連したことを仕事にするのが幸せと思いがち。しかしそればかりではなく、自分ができること・得意なことから仕事を探してみるという方法も、非常に有効です。自分の適正を、一度導き出してみましょう。

自分の適正の探し方(一例)

・過去にどのような場面で達成感を感じたか
・周りに褒められることは何か
・自分の働きかけで改善した環境・事象はあるか

こちらの記事もぜひ参考にしてください。自分の適正の探し方は『自己分析』とも呼びます。

こうしたことを考えているうちに、自然と「そういえば、人から感謝されて達成感を感じることが多いな」「自分では思わないけど、コツコツと作業をミスなく進めることを褒められるな」など、何かしら気付きが出てきます。それをベースに、『自分が得意そうな(スキルを活かせる)仕事』を探していくという方法もあります。得意なことは好きになりやすいため、結果、自分の仕事を好きになれるという良い循環が期待できます。

むしろ「好きなことを仕事にしなければいけない」という意識に駆り立てられるよりは、「適正があることを仕事にしよう」と考える方が、幸せに働くことへの近道かもしれません。適正があることならうまくいきやすく成長も早い。周りにも認められるし、目標を追うのも楽しくなってくるー…。

・成長の実感
・周囲の承認
・目標の達成

これらは仕事で得られる充実感の、代表的な部分です。好きなことを必死に探すのもいいですが、それに振り回されすぎず、適正やスキルの面から仕事を探すことで自然と充実感を得られる仕事に出会えるかもしれません。得意なことは好きになりやすいので、結果、好きな仕事をできることに繋がります。好きなことを仕事にするのではなく、仕事を好きになるという逆転の発想です。

繰り返しになりますが、もちろん、好きなことや適正がある仕事の中にも、やりたくない作業は発生するものです。しかしそこで諦めずコツコツと積み重ねることができれば、乗り越えたという自信にも繋がり、一層充実感を得ることができるでしょう。

 

★まとめ

人はお金だけのためではなく、充実感を求めて働いています。最近の人には、特にその傾向が顕著にあるようです。

多くの情報は人を助けてくれます。しかし、余計な情報まで得てしまうと、正しい判断ができなくなったり、考えを停止させることに繋がりかねません。根拠のない話や偏った意見に振り回されないように注意しましょう。

自分の本質を見失わず、できること・適正をしっかり把握して転職(就職)活動に活かすことができれば、働く目的である『お金』も『充実感』も手にすることができます。

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