【転職の心得】「将来の夢=職業」ではない。自分の夢の探し方【将来の夢とは?】
みなさんにとっての「将来の夢」は何でしょう?
幼少の頃、警察官や消防士、スポーツの選手、芸能人など、色々な夢を答えた経験があるのではないでしょうか。
しかし、本当に「将来の夢=なりたい職業に就く」ことなのでしょうか?
【将来の夢とは?】「将来の夢=就きたい職業」で、本当にいいの?
【将来の夢=自分が就きたい職業、仕事】の公式は、私たちの幼い頃から刷り込みが始まっています。
「将来は何になりたい?」「将来の夢は?」
こういう時は決まって、職業を答えさせられます。
子どものころはそれでもいいのです。
なぜなら、仕事の詳細な内容を知らないですし、理解できない部分もあるからです。
でも大人になった今、【将来の夢=自分が就きたい職業、仕事】の公式を、疑問に思うことはありませんか?
転職の面接ではかなりの確率で「将来の夢は?」と聞かれます。
「立派な営業マンになること(=入社すること)が、自分の夢なんだけどなぁ。」
公式の通りに考えていると、こんな気持ちも起こるかもしれません。
が、ビジネスパーソンは、自分の夢をもう一歩踏み込んで考える必要があります。
将来の夢を、自分が就きたい職業、仕事だけで終わらせないことが、柔軟な思考や自己肯定感、そして何より今後のキャリア形成において非常に重要です。
本当はその仕事に就いた瞬間が、将来の夢へのスタートラインなのです。
もう少し、詳しく掘り下げていきましょう。
【将来の夢とは?】「将来の夢=なりたい自分」と考えよう
では、ビジネスパーソンは、将来の夢をどのように考えれば良いのでしょうか。
答えは、将来の夢=なりたい自分の実現です。
仕事を通して(もしくはプライベートも含め)、「XXの経験を重ねてXXな自分になりたい」と考えることが、柔軟な思考や自己肯定感、キャリア形成において非常に意味を持ってきます。
健全な自己肯定感を維持し、柔軟な思考を育む
「将来の夢=職業」の公式にいつまでも縛られてしまうと、なりたい仕事に就けなかった時・なりたい仕事が見つからない時に「夢を叶えられなかった自分はダメだ」「夢がない自分はダメだ」と、自分自身を追い詰めてしまいます。
スタートラインをゴールと見誤ってしまうことで、健全な心が保ちにくくなってしまうのです。
「夢=何になりたいか」ではなく、「夢=どんな自分になって何をしたいか」。
仕事(もしくはプライベートを含む場合も)を、自己実現の一つのツールという大きな視野で考える…。
この考え方ができると、気持ちが楽になります。
キャリア形成を持続可能なものにする
「将来の夢=仕事」と設定してしまうと、例えば昇進して目標においていたポジションについてしまうと、そこで夢が終わってしまいます。
「何になりたいか」ではなく「何になって、何をしたいか、どういう自分になりたいか」
に軸を置き、将来の夢を今一度考えてみましょう。
そうすることで、希望の仕事に就いた場合にもそうでない場合にも、自己実現のために今何をすべきかを、広い視野で考えることができます。
人生や仕事は、続いていくものです。
「将来の夢=仕事」になってしまうと、希望の仕事に就けなかった場合、夢が絶たれてしまうどころか、「こんな仕事は自分の夢じゃない!」と、目の前の仕事に対して、投げやりになってしまいかねません。
どんな仕事であれ、なりたい自分(=将来の夢)が明確であれば、例えその仕事が希望するものではなかったとしても、目の前の仕事に対して真摯に取り組むことができるでしょう。
通過点である「ポジション」「地位」などの目標を「将来の夢」としてしまわず、目標の積み重ねで、最終的になりたい自分像を「将来の夢」とすることで、仕事に対する気持ちも前向きになれますし、その積み重ねを経験として、すぐではなくても後々再度希望するキャリアに挑戦することもできます。
【将来の夢とは?】「夢」の定義とは?
① 睡眠時に生じる、ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合、視覚像で現れ、聴覚・触覚を伴うこともある。非現実的な内容である場合が多いが、夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。 「 -を見る」 「 -からさめる」
② 将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。 「少年らしい-を抱いている」 「 -は果てしなく広がる」
③ 現実を離れた甘美な状態。 「新婚の-の日々を送る」 「太平の-をむさぼる」
④ 現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。 「宇宙旅行は-ではなくなった」 「 -のような話」
⑤ 心の迷い。迷夢。 「見果てぬ-を追う」
⑥ はかない物事。不確かな事。 「 -と消え去る」 「 -の世」
出典 三省堂大辞林 第三版
「夢」には色々な意味がありますが、辞書でみる限り「就きたい職業」の記載は見当たりません。
意味合い的には②が近いですが、職業という言葉で縛ってはいません。
このように、必ずしも「夢=職業」と定義されているわけではないにもかかわらず、そうであると思い込んでいる人が多くおり、「やりたい仕事がない=自分は夢を持てない」と自らを追い詰めてしまっています。
「夢=職業」という考え方は、言ってしまえば子どもへの定番の質問です。
大人になった今、ビジネスパーソンとして改めて「夢」の意味を考え直してみましょう。
さて、前述の通り、面接でも「将来の夢」を聞かれることは多くあります。
みなさんなら、どう答えますか?
実は、大人になってから聞かれる「夢」はサステナビリティ(持続性)を求められることが大半です。
面接で夢を聞かれた時、「入社することが夢です」という回答では、面接担当者も驚いてしまいます。
それはなぜか?入社というスタート地点がその人のゴールになってしまっているからです。
これでは入社後の成長意欲を疑われてしまいます。
「夢=職業」の公式に悩まされてきたという人がいたら、ぜひ一度考え直してみませんか。
実は、仕事や職業は手段であり「なりたい自分になる」ためのスタートラインです。
「そこからどのように活躍したいか、成長していきたいか」の詳細が、大人にとっての夢と言えます。
やりたい仕事が見つからないと焦る人の意識の根底には、多く「将来の夢=職業」の公式があります。
今こそ、その公式を一度考え直してみませんか?
【将来の夢とは?】職業はなりたい自分を叶えるためのステップ
面接の場はもちろん、普段からの思考においても、「職業・やりたい仕事」は夢を叶えるためのステップと捉え、その先の実現したいことを「将来の夢」と考えてみることをおすすめします。
このような思考ができれば、例えば転職活動でも、入社後の自分を想像しての転職になるため、入社後のミスマッチが少なくなります。
「とりあえず内定しちゃえばいいや」と思ってしまっているのであれば、それは「内定=ゴール」つまり、「夢=職業」の公式に引っ張られていると言っても過言ではない状態です。
この状態は転職後のミスマッチが起こりやすいのです。
「大手に入る」「憧れの職業に就く」ことばかりが目標になってしまい、いざ入社しても「なんか違う」とすぐに離職してしまうケースなどは、意外と多いのです。
夢は、就きたい職業の向こう側にある「実現したいこと」と考えてみましょう。
そして、それが叶ったら、また次の夢を見つけて、どんどん自分を成長させていきましょう。
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