20代が取得したい、転職が有利になるIT系資格5選

ITは急速に発展し、もはやIT業界だけのものではなくなりました。

働く上でPCは必須のスキルとなりました。生まれた時からITに触れる世代はデジタルネイティブと呼ばれ、今後この世代だけで構成される世界がすぐそこまできています。

IT系の業界やポジションでなくとも、ITスキルを有している人材が社会で優遇されると言っても過言ではありません。

では何をもって、ITスキルがある人材かを判断するのでしょうか。

その判断材料は、資格です。

もちろん実務の中でスキルを披露できればベストなのですが、書類選考や面接の段階では、履歴書に書ける「資格」が大きく役立ちます。

資格の有無とその種類が記載された履歴書を見れば、その人がどのレベルのITスキルやリテラシーを有しているかがすぐに分かります。

でも、どんな資格を取得すれば良いかわからない…。

そんな方もご安心ください！この記事では、20代若手が転職を有利にすすめるために取得すべき、5つの重要なIT系資格を紹介します。

①ITパスポート

ITパスポートはIT基礎知識を評価する国家資格。

コンピュータの基本的な知識やネットワーク、セキュリティに関する知識をカバーしており、年齢性別問わず、多くの方が受験するITスキルの入門編に位置付けられる資格です。

転職時のスキル証明に役立つのはもちろんのこと、入社後もITに絡むプロジェクトへのアサインなど、キャリアを広げるきっかけにもなり得ます。

年収向上の一歩となる可能性も十分にある、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。

②情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリストは、情報セキュリティに関する高度な知識を評価する資格です。

試験内容にはセキュリティポリシー、リスク管理、暗号技術などを含み、ITパスポートよりも専門の色合いがより強くなります。

セキュリティ関連の職種やセキュリティアナリストとしてのポジションで有利な資格として知られており、近年、セキュリティへの意識・関心が集まるのに比例し、転職市場でも保有者を採用したいというニーズが高まってきています。

③応用情報技術者

応用情報技術者は、高度なIT技術スキルを持つことを証明する資格です。

データベース、プログラミング、ネットワークなどを幅広くカバーしており、難易度はかなり高くなります。

応用情報技術者は、

・ITを活用した戦略立案

・「独力で」信頼性と生産性の高いシステムの構築

の、2つの役割を期待されています。

開発やシステム運用に関連する職種への転職で特に有利になり、会社によっては保有していることで資格手当が出るなど、年収アップに直接影響する可能性もあります。

④Salesforce 認定アドミニストレーター

Salesforce認定アドミニストレーターは、Salesforceプラットフォームの管理スキルを評価する国際的な資格です。

クラウドベースのCRMを導入・運用するための知識を得ることができます。

数あるCRM（顧客管理システム）の中でもSalesforceは日本国内で広く導入されており、需要が高まっています。

Salesforceの管理者にアサインされた人の多くが取得する資格であり、Salesforceの公式HPでも試験範囲と出題割合が公表されています。

逆に、現状アサインされているかどうかに関係なく取得しておくことで、Salesforce関連のポジションで活躍できる可能性も出てくるなど、キャリアの広がりを期待できる資格の一つです。

⑤プロジェクトマネージャー（PMP）

プロジェクトマネジメントスキルを評価する国際的な資格が、プロジェクトマネージャー試験、通称PMPです。

プロジェクト計画、リスク管理、コミュニケーションスキルなどを含む出題があり、プロジェクトを取り巻く環境変化やステークホルダーに柔軟に対応できることを目指します。

実際に、多くのプロジェクトマネジメントを担う人が挑戦する資格です。

特にITプロジェクトマネージャーやITプロジェクトリーダーの職種に適した資格で、プロジェクトを成功に導くためには必須の資格といえます。

また、こちらの資格もあらかじめ取得しておけば、マネージャーのポジションでの転職など、年収UPも期待できます。

ITパスポートの有用性

ご紹介した資格はいずれもキャリアの選択肢を広げるだけではなく、年収UPなどIT業界で成功するために非常に有利になるものです。

一方で、何からチャレンジしても良いというわけではなく、資格取得の前に自身のスキルセットとキャリア目標に合わせて最適な資格を選ぶことが大切です。

初心者の方はまずITパスポートの取得をおすすめします。ITパスポートを取得するメリットは様々ですが、一般に下記のようなものがあります。

◆基本的なIT知識が身につく：

ITパスポートは情報技術の基本的な概念や用語、ネットワーク、セキュリティなどに関する内容を網羅しているため、IT業界でこれから活躍したいという方にぜひ受験をおすすめしたい資格です。

実技試験がないなど試験自体の難易度は高くないものの、幅広い知識を身につけられるので、未経験の方でも無理なくITの知識を身につけることができます。

◆転職活動においてアピールポイントになる：

ITパスポートは、転職時に履歴書や面接でのアピールポイントとなります。

特に、IT業界未経験者でエントリーレベルのポジションを狙いたい時、大いに役立つ資格となります。

◆ITスキルを有している証明になる：

ITパスポートは、基本的なITスキルを有していることを示す指標になります。

転職時はもちろん、プロジェクトや業務のアサイン時などにも一つの判断基準になるため、チームのリーダーや雇用主にとってもメリットのある資格と言えます。

◆キャリアの可能性が広がる：

ITパスポートは、より高度なIT関連資格へのステップアップのスタート地点として活用できます。

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