【転職の心得】早期離職のデメリット・早期離職しないためには
就職した会社をすぐに辞めてしまうことを「早期離職」(または短期離職)と呼びます。
もちろん、ブラック企業と呼ばれる会社で心身を壊してまで働く必要はなく、この場合は気づいた時点で転職するのが賢明です。
しかし、優良な企業に就職しても些細な理由から早期離職をしてしまう人もいます。
少しでも自分に合わないと「ダメだ」と思い込んでしまい、退職してしまうのです。
このような人は、次の転職先でもまた早期離職をしてしまうといったように、繰り返してしまうケースが多いです。
「転職癖」がついてしまうと、世の中では何かと不利になってしまうものです。
では、なぜ早期離職が不利になるのか?
そして、どんな人が早期離職をしやすいのか?
それを防ぐためには?
あわせて見ていきましょう。
(※以下の「企業」=前述の通り、ブラック企業ではなく優良な企業であることを前提とします。)
【早期離職のデメリット】経歴に何社もの転職歴が刻まれてしまう
結論から言うと、何度も転職するほど、次の転職が難しくなります。
履歴書を見て、どの会社も数ヶ月で退職しているとなると、採用担当者は「うちには何ヶ月いてくれるのか…」という気持ちになってしまいます。
転職に限らず、何事にも同じことが言えます。
例えば、趣味がどれも長く続かない人に「最近、●●を始めたんだ」と言われたら、多少なりとも「今度の趣味もすぐ飽きてしまうんだろうな…」と思ってしまうのではないでしょうか。
何事においても、「継続しない」現象が何度も繰り返されると、「飽きっぽい」「すぐに諦めそう」「忍耐力・継続力がない」というマイナスイメージに結びつきやすくなります。
「転職歴を気にしない」という企業があればいいのですが、数で言えばあまり多くないでしょう。
履歴書の段階で「すぐ辞めそう」などのマイナスイメージがついてしまうのは、非常に勿体無いです。
なぜ企業が早期離職を嫌うのか?
その理由は、早期離職する社員が出てしまうと、企業にとって大きな損失になるためです。
企業は、求人広告を出したり説明会を開いたりと、採用のためにコスト(費用)をかけています。
また、新入社員が入社すれば教育の必要があります。
つまり「人を採用する」ということは、何かと時間や手間やコストがかかるのです。
同じく、時間や手間やコストをかけるなら、長く働いてくれた方が企業の利益になります。
手塩にかけて育てた労働力をすぐに失ってしまうと、企業にとっては「せっかくお金も時間もかけたのにリターンがない」…つまり、損失になるわけです。
自分の経歴も荒れていく上に企業にも迷惑をかけてしまうことになるため、早期離職はやはり避けるべきです。
「辞める会社のことはどうでもいい」と思うかもしれませんが、「早期離職は企業にもあなたにも不利益なことである」ということを理解しましょう。
【早期離職のデメリット】スキルアップのチャンスを逃してしまう
どんなスキルもそう簡単には身につくものではありません。
コツコツ積み重ねて、気付いたらできるようになっていた!という瞬間の喜びは、とても大きいものですね。
その喜びがモチベーションとなり、もっと大きなチャレンジをする原動力になり得ます。
しかし、早期離職をしてしまうと、スキルが身につく前にその環境から去ってしまうことになるため、身につくことが限られてきます。
ほんの数ヶ月の在職では、習得できるスキルはかなり限定されてきます。
次の転職の時に、面接で「前職で何を学びましたか?」と聞かれた際に「何もありません」と答えることになってしまいます。
この回答は、面接で最もNGな回答です。
短い期間でも何か学んだことを言えるといいのですが、現実的に短期間でスキルを完全に自分のものにするのは難しいですし、仮に習得できたとしても、本当にそんな短期間で身につけたのかと疑われてしまいかねません。
それだけ、何かを習得するということには、ある程度の覚悟と時間が必要なのです。
やはり、最初から早期離職をしないという意識で動いた方が良いでしょう。
【早期離職のデメリット】早期離職しやすい人の特徴は?
何度も早期離職をしてしまう。
やめた企業は優良企業ばかり…。
こういった人に多い特徴があります。
・環境や人のせいにすることが多い
・人の意見に左右されやすい
・すぐに諦めてしまう
環境や人のせいにすることが多い
何事にも他責的な人は、自分の非を認めないため、人間関係でも孤立しやすくなります。
結果、職場で人間関係を構築できず転職するケースが多いのです。
また、このタイプの人は自分の非を認めないため言い訳がうまい(=言葉が巧み)傾向にあります。
「●●が合わなかった」ともっともらしい理由を作り自分に言い聞かせて早期離職し、次の転職先の面接や書類でうまく取り繕って入社するものの、また同じパターンで転職…という流れが多いです。
自分を完璧と思わず、悪いと感じた時は素直に認めることができる素直さが必要です。
人の意見に左右されやすい
自分の中に転職の目的(=転職軸)がはっきり持てていない人です。
誰かが「給料がいい会社がいいよね」というと「そうかも…」と思い、「やりがいがある仕事がいいよね」の声にも「一理あるな…」と流されてしまう。
自分が仕事に何を求めるかがはっきりしないため、自分の人生も人任せになっているケースです。
人の意見に左右されて自分の進路を決めてしまう人は、自分の確固たる意志や、譲れない気持ちを持つことが大切です。
すぐに諦めてしまう
何事も成果が出るには多少の時間がかかりますし、忍耐も必要です。
先ほどの、スキルのお話につながるところです。
しかし成果が出るまでのプロセスを楽しんだり、苦しい時に踏ん張ることができないと、すぐに我慢の限界が来て転職を考えるようになってしまいます。
そして新しい仕事に飛び付いては、時間がかかると分かるとすぐに諦めてしまう。
すぐに結果を求めないことを心がけてみましょう。
世の中には、時間と努力が必要なこともたくさんあります。
インターネットの普及やキャッシュレスにより、人々の生活は色々とスピード化されましたが、地道さが求められる場面もたくさんあるということを、理解しなくてはいけません。
このような特徴、思い当たる部分はありませんか?
あったなら、ぜひこれを機に自分の考えを少し方向転換してみましょう。
参考:マナラボ(転職が失敗してすぐ辞める人の特徴とは?短期離職のリスクを解説)
【早期離職を避けるには】早期離職しない・失敗しない転職とは
失敗しない転職のためには、上記のような考え方を改めるのに加え、自分の仕事や会社での立ち位置を定期的に振り返ることをおすすめします。
自己分析は、転職活動だけのものではありません。
普段から行なうと、より自分の強みや弱み・目標を理解することができます。
働き始めてからもぜひ、定期的に自己分析を行い、自分の目標の調整・見直しを行いましょう。
自分で紙に書き出すのでも良いですが、上司に1on1MTGを頼み、壁打ち相手になってもらうなど客観的な視点を織り交ぜるのも有効です。
以前と比較しここができた、あるいは改善点はこういったところだ、など、自身のサクセスストーリーやそれに付随するスキル・経験などを洗い出し、それをベースに目標だてを行います。
明確な目標を立てることは、その会社で長く活躍するために必要なプロセスです。
また、転職活動をしている時点でミスマッチをなくしておくことが、早期離職を防ぐ大きなカギとなります。
そのため、転職活動での必要な対策(自己分析を始め、企業研究など)をおろそかにしないことが重要です。
とはいえ、一人で転職活動を進めていくのはなかなか難しいもの。
ぜひ、プロのサポートを受けながら転職活動を始めましょう!
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