転職の心得

【転職の心得】早期離職してしまった…転職先はどう選ぶ?

【転職の心得】早期離職してしまった…転職先はどう選ぶ?

早期離職という言葉を聞いたことがありますか?

入社後、すぐに離職してしまうことを指します。

多くの場合、3年以内の離職を早期離職と呼びます。

早速、早期離職に関する数字やデータを見ていきましょう。

【早期離職】数年前までは約3割が早期離職していたが…

「早期離職」とは、企業に就職もしくは転職してから数年以内に離職することです。

多くの場合は、3年以内に離職した場合を早期離職と呼び、「早期離職率」は毎年の入社総数に対して、1年間で入社3年以内に離職した人の割合を表します。

以下のグラフをご覧ください。

(厚生労働省のデータをもとに、一部抜粋してデータをまとめています。)

高卒、短大卒、大卒それぞれの早期離職率をまとめたものです。

ここ数年間のデータをまとめたものですが、上記の通り数年前までは3割近くが早期離職していたものの、令和2年はグッと数字が下がっています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、これまで「売り手市場」だった環境が180度変わり、スキルや経験面がまだ未熟な若手が再就職や転職をするのが難しくなったため、現状に留まる選択をする人が増えたことも大きな要因の一つです。

しかし、それでも早期離職をしてしまったという場合は、どうすれば良いのでしょうか。

【早期離職】なぜ早期離職が起こるのか?

早期離職の理由は色々あります。

1.キャリアアップしたい

意欲が大きい、前向きなタイプに多い離職理由です。自分の実力を客観的に見つめ、「もっとやれる」「もっとやりたい」と、さらなる成長の場を求めて早期離職していくという人は一定数います。この場合はあまり問題なく、スムーズに転職していくことも多いでしょう。数は少ないですが、ヘッドハンティングされて他社へ…ということもゼロではないようです。

2.ストレスが大きい

問題はこの項目からです。まず、ストレスが若者の早期離職に大きく関わっているというのは想像に容易いかと思います。それまでの学校生活で、色々なものから「守られていた」身から、社会へ出ることのプレッシャーやストレスに耐えかねて潰れてしまう人も数多くいます。プライベートの時間がない、ノルマが厳しい、人間関係はよくある例です。他にも、パワハラ・セクハラがあるなど会社側に問題があってもなかなか相談できなかったり、相談しても取り合ってもらえなかったりでやむなく退職していく人もいます。

3.仕事に楽しさを感じない

最近は「楽しく働く」ことがトレンドになっており、若い人もそのような働き方を求めている場合が多くあります。仕事に楽しさを求めるのはもちろんいいことですが、自分で楽しさを見出せなかったり、やりたいことしかやらないという姿勢はNGです。楽しく働くことを求めて退職する若者は最近特に増加しています。

4.会社に不満がある

福利厚生が充実していない、頑張りが評価されない(インセンティブがない)などからモチベーションを保つのが難しいと退職してしまう人もいます。他にも2.で紹介したノルマや人間関係などの不満が、そのまま退職理由になることもあります。ストレスになる前に「やっていられない」と退職してしまうケースです。

5.業界・会社に将来性を感じない

業界や会社の社会貢献度が低いと感じたり、将来性がないと感じる人の退職もあります。社会的な将来性だけではなく、先輩たちを見て「●●歳なのに、役職についていない」などと社内での自分の将来性を考えて退職に至る人もいます。

【早期離職】大切なのはその後の転職成功

もしあなたが早期離職してしまった若者だとしたら…そして、転職先を見つける前に耐えかねてやめてしまったとしたら…開放感と、少しの後悔があることでしょう。

自由にはなれたものの、収入源がなくなってしまったり社会との繋がりがなくなってしまったりと、無職・第二新卒の方に不安はつきものですよね。

しかし、退職したことを後悔していても仕方ありません。

過去はやり直せないからです。

大切なのは、転職を成功させること。

ポイントは2つあります。

1つ目は、まず、すぐに動くこと。

離職後すぐであれば転職しやすいですが、これが1ヶ月、3ヶ月、半年、1年…と期間が空いてしまうと、転職はどんどんハードになっていきます。

2つ目は、専門機関の力を借りること。

1人で転職を進めようとしても、特に初めての転職の場合、自分のアピールポイントが分からなかったり企業とのミスマッチが起こりやすかったりと難航する場合が多いです。

転職エージェントを利用するなどして、自分の希望に近い求人を見つけたり、面接や書類対策を進めていきましょう。

特に、新卒の就活で求められることと転職で求められることは大きく異なってきます。

わずかながらも社会人スキルが備わっているか、どのような経験を活かしてどのように活躍できるかなど、社会人としての基本や客観的に自分を見る力も求められます。

転職をどうやって進めていいか分からないという人は、ぜひ弊社にご相談ください!

【早期離職】まとめ

早期離職の原因は様々ですが、問題になるのは早期離職した事実よりも、その後の転職がスムーズにいかない場合です。

できる限りすぐ動いたり専門機関の力を借りたりして、転職を成功させましょう!