【ニート・引きこもりをやめたい!】働けない=甘え?無職の就職は専門機関を使おう
就職することや社会に出ることを恐れ、働くことができないという人が多くいます。
フリーターとしてなんとかアルバイトをできる人もいますが、それすらもできず引きこもってしまうケースも多く、そういった「家事・就労・通学・職業訓練をしない若年層」は「ニート」(not in education, employment or training の略)と呼ばれています。
ニートと呼ばれる若年無業者は、2020年には69万人に登る計算となりました。
前年に比較し、13万人も増加しています。(参考:総務省)
上記は新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を失ってしまった人も数に含まれてはいますが、 それと関係なく社会に出るのが怖くて働けないという人に対して、SNSなどではいまだに根強く「ニートは甘えている」「働くのが怖いなんて甘え」という声もあります。
しかし、そういった理由で働けないのは本当に甘えなのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。
【働けない=甘え?】就職や社会が怖い=「甘え」と思われるのはなぜか
「働かないのは甘えだ」という声があるのも、納得いかない話ではありません。しかし
・労働や納税は国民の義務であるから
・働かないで生活しているのは誰かに依存しているから
・自分を高めることを怠っているから
このような考えが先行してしまい、「働けない人」に対して、厳しい目を向けてしまっています。
それはなぜか。
根底には「自分が(みんなが)頑張っているのに、どうして同じように頑張れないんだ」という考えの押し付けが、無意識のうちに起こってしまうためです。
自分は汗水流して働いているのにという気持ちが生まれるのも無理はありません。
働かない人は、毎日苦労せずに遊んで暮らしているように見えるためです。
ニートといえば自由な時間がたくさんあって、働かなくても寝る場所も食事もあるのですから、一生懸命働いている人が反感を持ち厳しい言葉を投げかけたくなるのはごく自然なこと。
しかし、社会が怖くて働けなくなった人たちの多くには、「仕事や社会が怖くなってしまった理由」があるのです。
【働けない=甘え?】なぜ就職や社会が怖いと感じてしまうのか
就職や社会に対して怖いと感じている人には、
・面接は、自分の評価をされているような気持ちになる。
・自分に自信が持てない、働く自信がない。
・社会に出て、上司に怒られるのが怖い。
・職場は人間関係が複雑そうで怖い。
・人間関係で嫌な思いをしたことがある。
・メンタル面での問題を抱えている。
・学生時代、就活に失敗して嫌になってしまった。
こういった共通の感情や経験が多くあります。
実際に厚生労働省の調べでも、ニート状態にある人の中でも「ハローワークに行った」(75.8%)、「面接を受けるために会社に電話した」(68.2%)、「就職の面接を受けた」(64.8%)、「学校でいじめられた」(55.0%)、「自分から会社を辞めた」(55.0%)というデータがあります。
(引用:ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要))
このデータから、半数以上のニートの方が「働こうと考え、なんらかのアクションをしている(働いていた)」ということが分かりま。
しかし、過去の経験や精神的不調から自信を持てず挑戦できなかったり、恐怖を感じてしまい前に進めない(もしくは進んだが失敗してしまう)という状況にあるようです。
やってもうまくいかない、もしくは恐怖のあまり踏み出せないのです。
また、ニートの多くは働くことができない現実を、このように受け止めています。
実はニートとされる人の80%以上が、働いていないことに対して「後ろめたい」と感じているのです。
自由な時間を自分の好きなことに充てるというのは労働者だからこそできる「余暇」に対する思考であり、ニート状態にある人の全員が同じ考えをできる訳ではありません。
一見、自由な時間をたくさん持っているように見えるニートですが、その時間の過ごし方は決して気楽なものではない場合が多いのです。
同じく厚生労働省の調べでは、ニートのうち「精神科又は心療内科での治療を受けた」経験のある人が実に49.5%と半数近くにのぼります。
精神的不調を抱えてニートになったケースもありますが、逆にニートになったことで精神的不調をきたした人も含まれており、悩みが根深いことが伺えます。
【働けない=甘え?】どうすれば怖いと思わずに働けるようになるのか
やってもうまくいかない、もしくは恐怖のあまり踏み出せない。
ニートの就職活動は、専門機関を頼るのがベストです。
ハローワークやサポステなど、地域の専門機関は無料で相談できますので、ぜひ使ってみましょう。
「ニートであることを伝えるのが恥ずかしい」という人も大丈夫です。
専門機関は日頃から色々な背景がある人のサポートを行なっているので、まずは電話などで相談に乗ってもらえるタイミングを確認してみてください。
日本若者転職支援センターも、就業経験がない方が働くためのサポートも行なっています。
特に上記のサポステとも連携をしており、専任のアドバイザーがしっかりヒアリングを行いますので、仕事ができなくなってしまった背景も踏まえた上での細やかなフォローが可能です。
就職活動にはある程度抑えるべきポイントがあり、1人では難しいこともあります。
例えば、履歴書の書き方や面接での受け答え。
どんな風に書いたらいいのか、話したらいいのか…。
でも、大丈夫です。
実際、ハローワークやサポステではこうした内容のセミナーや講習会を開いているケースが多く、日本若者転職支援センターでも書類・面接対策指導を行なっております。
もし、働こうとしたけどうまくいかないという場合、抑えるべきポイントを間違えている場合が多くあります。
専門機関のスタッフ・アドバイザーなど第三者のチェックが入ることで、自分を客観視することができるようになります。
何をして良いか分からない人はもちろん、「うまく書けているはずの履歴書が通過しない」「うまく話せているはずなのに面接で落ちる」という人も、サポートによってスムーズに選考が進む場合が多いです。
また、「働きたいけど、社会や仕事が怖くて一歩が踏み出せない」という人は、日本若者転職支援センターに、その背景からぜひお話を聞かせてください。
そうなるに至った部分からお聞かせいただくことで、アドバイザーもあなたのバックグランドやお人柄、ご経験や希望を理解した上でより的確なサポートをすることが可能です。
今までのつらい思いを「絶対に決めるぞ」という思いに変換し、一緒に就職活動をしていきましょう。
【働けない=甘え?】まとめ
就職が怖い、社会に出るのが怖いというのは「甘え」かどうか?
一言で「甘え」とは言えないことが、データから読み取れたのではないかと思います。
多くの「働けない」ニートの人たちは、後ろめたさと恐怖との間で戦っています。
もしあなたが「働けない」人である場合、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と考え、このコラムを、新しい一歩を踏み出すきっかけにしてください。
弊社を始め、助けてくれる専門機関は多くあります。
弊社ではアドバイザーが希望やバックグラウンドを含めてお話を聞き、あなたに合った無理のない就業支援を行います。
もちろん無料ですので、ぜひ気軽にご相談ください。
そして、一生懸命働く人たちにもまた、伝えたいです。
自分の職場にニート経験がある人が入社してきても、「甘えていた」などと思わず、彼らが自信を持って働けるようにサポートしてください。
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