第二新卒、「未経験可」への挑戦〜キャリアチェンジとは何か〜
★キャリアチェンジとは何か
キャリアチェンジとは、 これまで経験・習得してきた職務内容から、 全く別の経験の無い職務内容へと変わる、移ること。 職務内容や環境も異なるために、 これまで自分自身が経験・習得してきた技術が次に活かされない可能性がある。そのため転職による昇給や年収アップが 難しいという現実的なデメリットはあるものの、 一方でこれらの転職によって仕事に対する モチベーションが大きく改善するという場合もある。
(引用:Weblio辞書)
キャリアチェンジは異業種転職などとも呼ばれており、今まで経験してきた業界と全く異なる業種に転職することを指します。第二新卒の方の中には、就職後にやりたいことや目標ができて、退職を考えている人もいるのではないでしょうか。そのメリットやデメリットを確認していきます。
★キャリアチェンジのメリット、デメリット
1.メリット
・モチベーションUP
…やはり、自分の興味のある職種に挑戦することでモチベーションにつながるのは大きなメリット。楽しくやりがいを感じられるということは、仕事をする上で大切なことです。キャリアチェンジを考える人は、この部分を重視して行動に出る場合がほとんどでしょう。
・視野が広がる
…新しい業界に挑戦するということは、自分の視野を広げられるということでもあります。それまで一方からしか見えていなかったことが、違う角度で見えてくるかもしれません。例えば、エンジニアから営業にキャリアチェンジした方は、ものづくりの現場だけでなくそれがどのようにセールスされてクライアント(カスタマー)に届くかまでを知ることができるようになります。様々なポジションの仕事が理解でき、視野も広がります。 これまでのキャリアがあるからこその気付きも多くあるでしょう。
・新しい学びがある
…未経験の分野に足を踏み入れるということは、知識も1からつけなくてはなりませんが、その分大きな学びもあります。 知識面はもちろん、その職種での仕事の効率的な進め方であったり、業界・職種の雰囲気であったりと様々です。キャリアチェンジは、自分のキャリアがリセットされてしまうという認識に偏りがちですが、一方で自分の中の受け皿をより広くしてくれるものとも捉えることができます。
2.デメリット
・年収ダウンなどの可能性も
…業界未経験ということでの転職は、即戦力と見なされず、現在より収入がダウンしてしまうという可能性があります。
・これまでの経験が活かせない可能性もある
…これまで経験した業界の鉄則、暗黙のルールや感覚値などが通用しないという可能性も考えられます。慣れていくまでには時間がかかるかもしれません。
3.対策
ここで述べたデメリットは、あくまで可能性の話です。年収ダウンせずに転職活動を成功させた方も多くおりますし、異業種でもこれまでの経験を活かしているケースはたくさんあります。ただ、可能性としてあり得るということは念頭に置いていただいた方が良いでしょう。リスク覚悟でやりたいことを目指すか、現在のままもう少し頑張ってみるか。自分がどのようにしたいか、今一度考えてみましょう。キャリアチェンジは、「必ずしなければいけないもの」ではありません。「環境を変えたいからなんとなく…」「今の仕事が嫌だからなんとなく…」であれば、本当にその選択で良いのか考え直してみる必要があります。
★社内転職とは?
今の仕事が嫌だから…というマイナスな気持ちでのジョブチェンジはおすすめしませんが、どうしても耐えられない、でもリスクは回避したいという場合は、社内転職というのも方法です。
社内転職とは、会社を辞めずに異動し、今までと別の業務に携わること。もちろん「社内の、あの部署の仕事に興味がある」という前向きな人の選択肢でもあります。
社内転職には、
・社内公募を利用する
・人事や上司に直接希望を伝える
などの方法があります。
転職よりハードルが低いのでは?と思われがちですが、もちろん社内転職でも、自分がその業務に携わりたい理由や、どう活躍したいか・できるかは明確に述べなければなりません。
社内で別の職種といえば、ジョブローテーション制度を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
ジョブローテーションとは、社員それぞれの向上を目的として、定期的に異動や業務の変更を行うこと。
しかし、「ジョブローテーション制度でお試しで別の業務をしたい」という方もいるかもしれませんが、この制度は新入社員の適性を判断する際に用いられるなど限定的なもののため、希望した時にこの制度が適用されるかが難しいところです。(もちろん、希望時に適用される企業もあるようです)
キャリアチェンジしたい、でもリスクは極力回避したいという方は、前述の社内転職も選択肢の一つとして考えても良いかもしれません。
★キャリアチェンジは早い方が良い?
一概には言えません。30代、40代でキャリアチェンジしている方も多くいらっしゃるのが事実だからです。
しかし、人事の方には「柔軟性があり吸収の早い、若い人がいい」という気持ちもあるのも事実です。転職市場では、やはり若者は重宝される傾向にあります。
また、後から「あの時もっと早くに動いていればよかった…」と後悔しないためにも、決意が固いのであれば早いに越したことはないでしょう。キャリアチェンジは、やりたいことがある人にとっては、自分の人生をより豊かにしてくれる大きなステップの一つとなりえるでしょう。
「どうしてもこの業務が嫌だから転職(社内転職)したい」という人は、視点を変えて「この業務なら楽しくやれそうだから転職(社内転職)したい、なぜなら理由は●●だから」というように、キャリアチェンジの理由を前向きにかつロジカルに考えてみましょう。
ポジティブに考えることはビジネスでも人生でも大切なことです。
★自分の能力が活かせるなら、異業種でも挑戦の価値あり
結論から言うと、チャレンジする意義は大いにあります。
例えば、工場でのチームのマネジメント経験を活かして、Webディレクション職に就く。
接客業で鍛えたコミュニケーション力で営業職を希望する。
この辺りは、非常に現実的なキャリアチェンジと言えるでしょう。
根底にあるものは似通っていて、かつ、業界の経験が浅いor無くても勉強することでカバーできます。
スキルよりもマインドを見てもらえる可能性が高いので、書類や面接でうまくPRできれば可能性はあります。
★「未経験可」はどこまでOK?
「未経験だし資格もないけど、条件がいいから薬剤師になろう!」
「食べることが好きだから、栄養士になろう!」
などは少し難しいかもしれません。あまりにも極端な異業種への転職は、現実的ではありません。上記の「薬剤師」「栄養士」などの「未経験」は、資格を持っていて眠らせている方やブランクがある方と考えます。
狙い目はエンジニア。意外にも未経験可が多いようです。
というのも、エンジニアは需要が急増しており、人材が間に合っていない状態が慢性的に続いています。
とはいえ何らかのプログラミング言語ができた方が、より選択肢が広がるでしょう。
興味がある人はチェックしてみるのもいいかもしれません。
また、エンジニアはプログラミング言語の習得が一つのポイントになります。
現在主流のものが数年後にはもう使われていないということもあり得るので、「覚えの早い若者」というニーズが特に高い業界なのだそうです。
★まとめ
未経験の職種に転職するということは「新人」と見なされてしまう可能性もあります。
そういった意味では、異業種への転職は必ずしもキャリアアップできる場合ばかりではないので、注意が必要です。
ですが、どんどん仕事をこなして、その業界で早く活躍できるようになれば問題ありません。
スタート地点では以前よりも給与がダウンしてしまった…という方も、頑張り次第でまた以前と同じか、それ以上の条件で働ける日が来る可能性もあります。
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