目指せ!コミュニケーション上手④同僚とのコミュニケーション
コミュニケーションを円滑に図るため、ぜひ役立てていただきたい本シリーズ。
4回目の今回は、「同僚とのコミュニケーション」について、考えていきます。
「同僚」とはどんな人?
もともと「同僚」とは、
<①家族や友人などプライベートな場面で広く「同じ会社の人」を指す言葉>
でした。つまり、先輩も後輩も上司も含めて「同僚」というのがそもそもの言葉の意味です。
しかし、近年「同僚」という言葉は
<②上司や先輩ではなく「同じ会社の、同じ時期に入社した(あるいは、同じポジションの)人」>
というニュアンスを強く持つようになってきています。
部下や後輩に「同僚」と呼ばれるのに抵抗があると感じる人も多いため、みなさんにも目上の人を「同僚」と表現することはなるべく避け、誰かに紹介する時も、その人とのきちんと関係性(上司、先輩)を明らかにした方が良いでしょう。
このコラムでも、「同僚」=②、つまり「同じ会社の、同じ時期に入社した(あるいは、同じポジションの)人」という前提で話を進めていきます。
同僚とのコミュニケーション<色々なところに気を配ろう>
仕事中に席が近い同僚と、ちょっと会話をして気分転換…というのも、効率が上がるなら良いことです。
ですが、あまりにも盛り上がってしまい、周りが見えなくなってしまうのはNGです。
オフィスは基本的に仕事をする空間ですので、自分が休憩しているタイミングでも、他の人は集中して作業をしていたり、電話をしていたりということもあります。
しかし「オフィス内がダメなら」と、オフィスの外の共用スペースで話し込むのもよくありません。
他のテナントが入っているビルなら、共用スペースで大声で話す行為は、別の会社の方の迷惑になってしまいます。
仕事中にも適度なコミュニケーションを取ることは大切ですが、雑談はほどほどにしましょう。
人との繋がりは「雑談をたくさんする=信頼関係が築ける」ではなく、日頃から誠実に人と接しているかがポイントです。
感情の波に左右されないセルフコントロール力を磨き、気分の波をつくらず、まずは自分が「いつ話しかけても気持ちの良い人」になることが、円滑なコミュニケーション・そして信頼への一歩となります。
同僚とのコミュニケーション<SNSや飲み会に注意!>
仕事が終わったら一緒に飲みに行ったり、休みの日も会ったりと、同僚と公私ともに良い関係にあるのは非常に良いことです。
仲のいい同僚には、他の人にはちょっと言いにくい苦手な先輩や仕事の愚痴を話したくなるかもしれませんが、ヒートアップしすぎないように注意が必要です。
特に気をつけたいのがお酒の席やSNSでのマナー。
悪口を言い合って盛り上がるなどの行為はもっとも注意が必要です。
オフィスの一歩外は「社外」であることをしっかり意識し、気の緩みが起こらないようにしましょう。
SNSはチャット形式の他にも、非公開アカウントの設定・匿名投稿可能なものも多く普及していますが、非公開なら何でも発言していいというわけではありません。
名前を出して悪口を書くのはもちろんですが、いわゆる「匂わせ」のように、見る人によっては分かるという思わせぶりな投稿もやめましょう。
何らかのきっかけでアカウントがあなたのものだと発覚する可能性もありますし、場合によっては機密情報に触れたとしてコンプライアンスの観点から罰せられることもあります。
Web上にUPしたものは「インターネットタトゥー」とも呼ばれ、どうやっても消えない(書き込み自体を消しても、画像などに形を変えて拡散され続ける)ものだという意識を持ちましょう。
とはいえ、仕事をハードにこなしていれば、心が折れそうな時もありますよね。そんな時の心のモヤモヤはどうすればいいのでしょうか?
こうした問題に直面したら、まずは直属の上司に話してみましょう。
「あの人が嫌なんです、苦手なんです」ではなく、「もっと上手にコミュニケーションをとりたいのですが」などと表現してみましょう。
ビジネスパーソンとして大切なのは、問題が発生した時に文句を言うのではなく、前向きな考え方で解決する姿勢。
生産性のない愚痴はただの「腹いせ」であり、取り合ってもらえない可能性があるので、問題点・自分の希望をはっきりさせ「これが問題で、自分はこう考えており、具体的にこうなりたい(こうしたい)」のような話の組み立て方で伝えることをお勧めします。
そして相談する相手のタイミングの良い時に、会議室など然るべき機密が保たれる場所で行います。
とにかく、同僚と愚痴や悪口でヒートアップしないように心がけましょう。最初は形だけでもいいので、まずはやってみること。徐々に思考の癖づけができ、心の底から「前向きに問題解決をしたい」と思えるようになるでしょう。
同僚とは切磋琢磨し合える関係がベスト
良き友であり、良きライバルのような同僚がいると、お互いに成長できますね。
同僚と自分を比較し落ち込むのではなく、「彼(彼女)のいいところは、こういう部分だな」と認めた上で、どんどん自分も見習って吸収していくようなライバル関係が理想的です。
仕事は当たり前に定量的な評価が伴いますが、マインドや結果に至るまでのプロセスなど、定性面で捉えられる部分も多くあります。
同僚の良いところを見つけたら、自分の良いところもしっかり認めた上で、仕事へのモチベーションをあげていきましょう。
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