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仕事と推し活〜20代の「働くモチベ」って何?〜

仕事と推し活〜20代の「働くモチベ」って何?〜

突然ですが、みなさんが仕事を頑張れる「原動力」は何ですか?

お金、経験値、家族、趣味…。人によって色々な原動力があるかと思います。

そこで今回は20代の若者たちの「働くモチベーション」について、調べてみました。

20代の働くモチベは「推し」が多数?

「あなたの仕事や勉強へのモチベーションに、最も影響を与えてくれる存在は誰ですか?」というアンケートにおいて、1番多かったのが「友人」で24.9%、次いで「推し」が22.0%。「自分自身」は20.3%という結果になりました。

(引用:はたらきかたラボ/PR TIMES

「推し」と回答した人の中には「推しのアイドルがオーディション番組出身で、推しは自分より大変な思いをしているから私も頑張ろうと思える」(23歳・社会人2年目・女性)という人の声も。

このように今、多くの若者のモチベーションに「推し」が関係してきています。

古くから不動の「友達」「自分自身」の間にランクインしている「推し」とは、一体どのような存在なのでしょうか。

そもそも「推し」とは何か?

「推し」という言葉はここ数年で急激に浸透しています。

文法的には「推す」という動詞の連用形を単独で名詞として用いる表現であり、「自分が熱意を持って、積極的に応援したいもの(人)」を指します。

推しの存在は人によって、他人に勧めたい場合もそうでない場合(いわゆる「同担拒否」など)もあり細かな定義が難しいものの、概ね前述の通り「好きなもの(人)」です。

推しの対象は人によって異なり、アイドルはもちろん、俳優、声優、アニメやゲームのキャラクターという場合もあり、多岐に渡ります。

「推しがいることによりやる気が出る」「推しを自分と重ねて頑張ろうと思う」というモチベーションアップはもちろん、「推しのイベントやコンサート、グッズを購入するなどの資金のために働く」という人もおり「推しの存在がモチベーションになる」と一口に言っても、そのアプローチは人により様々です。

推し文化が急成長した理由とは

推し文化がここまで成長した背景には、①始めやすいこと、②大きな経済効果の2つがあります。

①は簡単です。テレビを見ていて、音楽を聴いていて、ドラマやアニメを見ていて、「いいな」と思った時、その存在は推しになります。色々な趣味・娯楽がある中、「推しの応援」は好きになった瞬間に始まる、最も容易に手を出しやすい趣味・娯楽であるとも言えます。

極端な話、動画サイトを見たりSNSをフォローするだけでもできる、ある意味非常にハードルの低い(始めやすい)趣味の一つです。

②に関しては、①と真逆の話になります。

というのも、①のように気持ち一つでも推しを応援できる一方で、ファンの心理としてはイベントに参加したり、グッズを購入したりという「消費」という形で、推しを応援したくなるケースが圧倒的多数です。こうした消費活動をはじめとする推しの応援の総称を「推し活」と呼びます。

2020年、コロナに見舞われ低迷していた日本経済でさえも、多くの企業が「推し活」にヒントを見出しました。

一見、推しとは関係のないように見えるカフェ・飲食店が「推しのグッズと映える写真を撮れるアフタヌーンティープラン」を、ホテル業は「推しの誕生日を祝えるホカンスプラン」を打ち出すなどの動きがありました。推しそのものを供給しているわけではない業種・業界でさえも、「推し活」を楽しめるシチュエーションの提案や提供に活路を見出しています。

さらに、これらのサービスを利用した層がSNSでシェアしていくことで、「推し活」のムーブメントはより大きくなり、その地位は確固たる(=みんながしていると認知される)ものになっていきました。

1ヶ月の推し活に費やす額の平均は?

ここ数年の日本の消費活動は、エンタテイメントのみならず、前述のようにあらゆる業界において、大きく「推し文化」に後押しされているとも言えます。

繰り返しになりますが、推し文化がここまで広まった背景には「SNSなど若者に関わりの大きいプラットフォームとの相性が良い」ことが大きく影響しています。また「気持ちがあればお金をかけずとも気軽に応援できるが、お金をかけようと思えば好きなだけかけられる」という特性から、応援のスタンスが大きく個人に委ねられ、自分のペースで楽しめることも要因になっています。

では、推しがいる人たちは平均的にどのくらいの金額を、毎月推しに使っているのでしょうか。次の図は、推しがいる若い女性をターゲットにしたアンケート結果から「月にいくら推し活にお金を使うか」を表したグラフです。

(引用:株式会社Oshicoco/PR TIMES

コロナ禍や物価高の中でも、月に3万円以上を推しのために使う若手が4割もいるという事実は、「好きなこと(=推し)が原動力/モチベーション」となることを、数値的な面で証明しているのではないでしょうか。

夢中になれるものこそが原動力

かつては仕事は生活やお金のためなどにするもので、忍耐のもと成り立つという風潮が強くありました。

ですが今、仕事をする理由は、忍耐や我慢ばかりではありません。好きなことがあるからこそ頑張れる試練であったり、成長の場であったり、楽しみそのものであったり。令和の「仕事」は人それぞれに、多様な意味を持っています。

だからこそ、そのモチベーションになるものもさまざまです。「推し」のように情熱を傾けられる存在がいることが、仕事の原動力やモチベーションになるケースは決して珍しいことではありません。

20代はライフイベントの変化や成長スピードの違いなど、他者を見て焦る年代でもあります。

ですが、なぜ頑張れるのか・頑張りたいのかは人それぞれ。

周囲と比べることなく、自分の気持ちや好きなことを大切にして、ぜひ毎日の仕事を頑張ってください!

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