アドバイザーが取り組む「キャリア教育支援活動」について。
日本若者転職支援センターでは、企業活動と同時に社員個人のボランティア活動や社会貢献活動を通じ、社会課題の解決に取り組んでいます。
その一例として、日本若者転職支援センターのアドバイザーらが行っている「キャリア教育支援活動」についてご紹介します。
キャリア教育支援活動とは
この活動は、既卒・フリーター層をはじめ、正社員就業経験の少ない若者の転職支援に携わってきたキャリアアドバイザーらの
「次世代を担う若者や子供たちが、早い段階から働くことや自身のキャリアについて考えられる機会を増やしたい」
という想いから始まったもの。
その背景には、労働人口の減少に伴う深刻な人手不足や、「若手人材は売り手市場」と言われ久しいものの、中小企業の新入社員のうち半数以上が3年以内に離職しているという現状があります。
この課題の解決に向け、社風や業務内容とのミスマッチや、早期離職の要因となっている「とりあえず就職」の考えを見直すきっかけづくりを目指して活動しています。
集中訓練プログラムにてセミナーを実施
9/3には、せたがや若者サポートステーションの「集中訓練プログラム」にて、以下のセミナーを実施しました。
※せたがや若者サポートステーション(愛称:「せたがやサポステ」)
働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っている厚生労働省委託の支援機関。
このプログラムは本格的に就職を目指す方、就活準備を始めたい方を対象に、2ヵ月間集中して行う通所型プログラムの一環として、せたがやサポステと共同で企画・実施。体験型セミナーを中心に以下の内容で行いました。
- オンライン面接体験
┗パソコンを使ってオンライン面接を体験。ツールの操作方法なども解説。 - 就業体験、電話対応
┗苦手意識を持つ人の多い電話応対の説明。状況に応じた取次の方法を体験。 - 就業講座「かいしゃいんのきもち」
┗会社や組織の仕組みや、職位による業務範囲の違いなどを解説。
WEB面談について解説する渡辺(日本若者転職支援センター)
会社組織の仕組みについて説明する井崎(日本若者転職支援センター)
参加者のみなさまからは
- オンライン面接を初めて体験できて、よい機会になった
- コロナ禍で就職活動に苦労している中で、働く人の気持ちが理解できた
- 今までなんとなく働いていましたが、働くまえの心構えが聞けてよかった
などの感想をいただきました。
これからもキャリア教育の底上げのため、就労支援団体との連携や就活イベントの実施、学生向けキャリア教育活動の実施など、積極的に活動してまいります。