人間関係と転職…社内の人との距離感、どうすればいい?

あるアンケートによると、「上司との飲み会は年1回で十分」と回答している若者は5割に上るというデータがあります。

(参考:@DIME

仕事は仕事と割り切りたい若者が増えている一方で、こんなニュースを見つけました。

★寂しくて転職を考える若者?

「人間関係の希薄さに物足りなさを感じて、転職をした。」そんな若者も増えているようです。冒頭のような統計がある一方で、人間関係の希薄さによって「自分は嫌われているのか」と上司や先輩との距離を感じ転職に至るケースも多いといいます。

★人間関係は悩ましいが、どの職場にもある

人とのコミュニケーションには『距離感』が大切です。良いコミュニケーションが良い仕事を生み出すと言いますが、まさにその通り。もちろん、業務中に無駄話を延々としているのでは生産性も下がるのでよくありませんが、ランチや飲み会に誘われたら行ってみる、お誘いがないなら自分から声をかけてみるというのも良いでしょう。「寂しくて転職」してしまった若者たちは、あと一歩、自分から声かけをしてみるという心がけがあったなら、うまくきっかけを作れたかもしれません。転職において、コミュニケーション能力はどの求人にも記載されているほど必要とされるスキルの一つですが、社外の人に対してのみならず、こうして上司や先輩などとうまくやっていくために、必要とされるのです。

コミュニケーションにおける距離感、これはなかなか難しいですよね。

しかし、周りの様子を見ながら、分からないことは素直に質問してみるなどで案外簡単に解決できたりするものです。

例えば、転職したばかりの時期のランチ。お弁当を持っていくか、買っていくか、外に食べにいくか。転職したばかりだと社内にはまだ仲の良い人がおらず、どうしていいか不安という人が多いのではないかと思います。そんな時は思い切って、席が近く(同じ部署)の先輩に聞いてみてはいかがでしょうか?

「みなさん、お昼は外に食べに行かれるのですか?」

と聞いてみれば、察しの良い先輩なら「一緒に行こうか」と言ってくれるかもしれません。お誘いがなかったとしても「嫌われている」と悲観しすぎなくて大丈夫です。なぜなら、先輩や上司も、転職してきたばかりのあなたの様子を伺っているからです。もしかしたら「今時の若者だし、お昼は自由に過ごしたいタイプかな。」と思っているかもしれません。

お誘いがなければ「もし良かったら、まだこの辺りに詳しくないのでご一緒しても良いでしょうか」など、こちらからもう一歩踏み込んでみましょう。食事を共にするということは、科学的にも距離が縮まりやすいというデータがあるので、積極的に活用していくのが良いですね。

もし、「だいたい外に行くね」などと質問通りの言葉が返ってきて、それ以上会話が弾まなければ、教えてもらったお礼を告げてそこで終了しても良いです。相手が単純に忙しいタイミングだったということもあるので、後日また話しかけてみましょう。

しつこくしすぎず、でも自分から話しかける勇気を持つ。この距離感をうまく操れることも、コミュニケーション能力の要素の一つです。

「このやりとりが既に面倒」と思う人もいるかもしれませんが、人間関係はどこの職場に行っても多少は存在するもの。全くコミュニケーションを取らないという環境では、うまくいくこともいかなくなってしまいます。仕事は人間がしているものです。普段からのコミュニケーションが希薄であると、多少のミスが許せなくなったり、その人の心理状態や不調に気付かなかったりと、組織を円滑に回して行くことが長い目で見て難しくなっていきます。

それであれば、自分から働きかけて、人間関係を良好にして行くというのがベストなのではないでしょうか。

問題は何事も、「人ごと」か「自分ごと」として考えるかで決まってきます。「自分ごと」として捉えることができれば、自分が何をすべきか、人任せではない解決策が見えてきます。仮にコミュニケーションが希薄な職場だったとしても、「楽でいいや」とあぐらをかくのではなく、自分から働きかけて、その雰囲気を変えて行くということができれば、仕事はより円滑に進むでしょう。

★感情的なor環境のせいにした転職はNG

さて、こういったコミュニケーションは、どこでも必要になってくるということが分かりましたね。

お誘いがあれば、極力行く。なければ、自分から一歩踏み出してみる。というように、程よい距離感を会話の中で探りながら掴んでいけば、じきに社内の人たちとうまくやっていけるようになるでしょう。

信頼は少しずつ積み上げていくもの。そのため、冒頭で挙げたニュースのように「コミュニケーションが希薄だから転職したい」「人との距離が近すぎて嫌だから転職したい」と、人間関係を理由にした感情的な転職はあまりオススメできません。というのも、転職の理由が環境だった場合、採用担当者から「自分でその環境をどうにかしようと努力しなかったのか?」ということを聞かれるためです。他にも、環境のせいにする=他責的な思考を持っている、努力が足りないというイメージにも繋がりやすいです。

希薄さを感じて寂しいのであれば、自分から声をかけてみる。逆に距離が近すぎると感じたら、お誘いの数回に1回はお断りしてみるというように、自分でもバランスをとる工夫をしてみましょう。

★まとめ

十人十色という言葉があるように、人がいればその分考え方や適度な距離感は違ってきます。それを掴むには、やはり普段から社内の人とのコミュニケーションを取っておくことです。言葉や声のトーンで「もしかしたらこう思っているかも」という予測を立てることもできるようになります。注意したいのは、人の顔色を伺うのと、コミュニケーション能力を磨くのはまた別の話ということです。「空気を読む」のは非常に難しい部分でもありますが、雰囲気を感じ取って適切に行動するのもビジネスマナーの一つ。自発的に誘いかけたり、反対に良いコミュニケーションができなそうな場合は一旦待ってもらう、後日にしてもらうなど、疲れすぎない程度に社内の人との距離感をうまく保っていきたいですね!

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