書類・面接対策

【書類対策】引越しや結婚…履歴書に住所や姓はどう書く?【ライフイベント】

【書類対策】引越しや結婚…履歴書に住所や姓はどう書く?【ライフイベント】

志望企業を探す時、みなさんはどんな条件を重視していますか?

給料面や勤務時間はもちろん、通いやすいかどうかも条件の一つです。

もちろん、志望度の高い企業であれば転職や就職を機に(会社がある街に/会社の近くに)引っ越すという選択肢もあります。

今回は、そんな引っ越しなど「ライフイベントの変化を予定している時」の履歴書の書き方についてご紹介します。

ライフイベントといえば引っ越しの他に結婚などもありますね。

履歴書に新しい姓や住所をどう書けば良いのでしょうか?答えは以下の通り。

履歴書の「住所」欄には、基本的に今住んでいる住所(現住所)を記載します。

これを念頭に置いて、以下を見ていきましょう。

【引っ越し予定あり・履歴書の書き方】引越し先の新住所が決まっている場合

引っ越しの具体的な予定が立っている場合、どのように履歴書に書けばいいのでしょうか?

引っ越し先の新住所が決まっている場合はそれを知らせる必要がありますので、住所欄には現住所を、備考欄に「●月●日 ▲▲(新住所)に転居予定」と記載します

もしくは、履歴書を提出する時点で引越し先に郵便物を取りに行ける場合/直近で引っ越す場合は、住所欄に引っ越し先の新住所と「●月●日に転居予定」と記載、備考欄に現住所を記載するのでも良いです。

引っ越し先の新住所の記載をすることで、こんなメリットがあります。

・万が一、企業側からあなたに送付する書類等が発生した場合も安心。
・入社後、どのような経路・所要時間で通勤できるのか採用担当者が把握できる。

通勤にかかる交通費のイメージや、どのくらいの所要時間で出勤できるのかを企業側が把握する材料にもなりますので、決定している場合は予め備考欄に記載します。

【引っ越し予定あり・履歴書の書き方】引越し先の新住所が未定の場合

では、引越し先の住所が未定の場合は、どのように履歴書に書けばよいのでしょうか?

この場合も、住所欄には現住所を記載し、備考欄に以下を追記する形をとります。

・結婚する予定があり、引越し先が未定の場合は…「結婚による転居予定あり(住所等未定)」
・就職が決まった場合引越すという場合は…「就職に伴う転居可能」

このように、事情と合わせて新住所が未定の旨を記載しておきます。

上記のように簡潔に記載するのでも構いませんが、

「結婚と転居の予定がありますが、転居先等未定のため改めてお伝え致します。」
「採用いただいた場合、●●市に転居可能です。」

というように、備考欄に文章で書いても良いです。

女性の方は特に、結婚の場合は住所だけでなく姓も変わることが多いため、その旨も記載します。

【引っ越し予定あり・履歴書の書き方】なぜ、詳細未定でも引っ越すことを知らせる必要があるの?

なぜ引っ越すことを、志望企業に知らせる必要があるのでしょうか?

それも引っ越し先が決まっている場合ならともかく、詳細が未定の場合にも、なぜ…?

その理由は、あなたの情報をより正確に企業に伝えるためです。

例えば、転職(就職)を機に引越しを考えている場合は、その志望度合いの高さを伝えることができます。

通勤圏内の企業を選ぶのではなく、引越しをしてでも入社したいという熱意は、一つの志望度の指標になります。

またその他の場合でも、入社後の認識違いを防ぐためという、明確な目的があります。

「●●市から通勤すると聞いていたのに、入社してみたら▲▲市だった」となると、諸々の事務的な工数が発生してしまう可能性があり、スムーズにことが進まないばかりか、「なぜわかっていたことなのに、面接の時に伝えてくれなかったのだろう」と、あなたの印象も悪くなってしまいます。

これは、引っ越しだけでなく結婚の予定に関しても同様です。

扶養手当や産休・育休など、企業も様々な可能性を予測して採用活動を進めたいと考えているためです。

詳細未定の内容を伝えるのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、引っ越しに限らず予定があるライフイベントは前もって伝えておくのが良いでしょう。

【引っ越し予定あり・履歴書の書き方】まとめ

転職(就職)を考える時、つい「現住所からの通勤圏内」で探してしまうという人も多いでしょう。

もちろん、引っ越しにはお金がかかりますし、梱包や荷ほどきなど、時間や労力もある程度必要です。

しかし、本当に挑戦してみたい仕事なら、ぜひ引っ越しも視野に入れてみましょう。

選択肢が広がり、新しい世界が拓けていくかもしれません。

引っ越し、結婚など、大きなライフイベントが重なる場合も、決定した時点できちんと必要事項を企業側に伝えておけば、行き違いを無くすことができます。

ぜひ、忘れずに転職活動に役立ててください。

  • 履歴書の住所欄には「現住所」を書く!
  • 新住所が決まっているときは備考欄に書く!
  • 新住所未定の場合は、転居予定あり(転居可能)だが詳細未定/改めて伝えることを書く!